iSUS では、llvm.org で公開されている「LLVM Link Time Optimization: Design and Implementation」の日本語参考訳を公開しました。
LLVM は、リンク時の最適化 (LTO) を可能にする強力なモジュール間の最適化機能を備えています。リンク時の最適化は、リンクステージで行われるモジュール間の最適化の別名です。LLVM の LTO オプティマイザーは、開発者が makefile やビルドシステムを大幅に変更することなく、モジュール間の最適化の恩恵を受けることを可能にします。このドキュメントでは、LTO オプティマイザーとリンカー間のインターフェイスと設計、リンク時の最適化の例と代替方法、共有オブジェクトとリンカー間のフェーズについて説明します。