インテル® Advisor リリースノートと新機能

インテル® Advisor

この記事は、インテル社のウェブサイトで公開されている「Intel® Advisor Release Notes and New Features」の日本語参考訳です。原文は更新される可能性があります。原文と翻訳文の内容が異なる場合は原文を優先してください。


このページでは、インテル® Advisor の最新のリリースノートを提供します。リリースノートは、新しいものから古いものまで年別に示されており、各年のセクションに個々のリリースノートがリストされています。

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システム要件

インテル® Advisor のシステム要件 (英語) を参照してください。

リリースノートと新機能

2025.0

  • 柔軟なカーネルマッチングと XCG アプリ統合:
    • この機能により、より適応性の高いカーネル・マッチング・メカニズムが導入され、開発者は特定の最適化の目標に関連するコード領域を識別して解析できるようになります。XCG アプリとの統合により、計算を GPU にオフロードするプロセスが合理化され、インテルの最新ハードウェアでパフォーマンスが向上します。
      • 開発者の利点: 開発者は、アプリケーションの重要な領域に焦点を当て、パフォーマンス解析をより細かく制御できるようになります。XCG アプリの統合により、GPU オフロードが簡素化され、生産性が向上し、インテル® GPU の能力が活用されます。
      • ターゲット・ハードウェア: この機能は、インテル® GPU およびヘテロジニアス・アーキテクチャーを扱う開発者に特に役立ちます。
      • 対象の開発者: この機能は、インテルの最新プラットフォーム向けにコードを最適化しようとしている、計算集約型アプリケーションを扱うパフォーマンス・エンジニアや開発者に最適です。
  • 新しいハードウェアのサポート (インテル® Xeon® 6 プロセッサー):
    • インテル® Advisor 2025.0 では、ハードウェアのサポートが拡張され、インテルの次世代プラットフォームである GNR が含まれるようになりました。開発者は、最新のハードウェア上でインテル® Advisor の強力な解析および最適化機能を活用できるようになりました。
      • 開発者の利点: GNR ベースのシステムを扱う開発者は、インテル® Advisor を最大限に活用してパフォーマンスのボトルネックを特定、コードを最適化、および新しいプラットフォームで最高のパフォーマンスを実現できるようになりました。
      • ターゲット・ハードウェア: この機能は、GNR ベースのハードウェアを利用する開発者を対象としています。
      • 対象の開発者: この機能は、GNR プラットフォーム向けのアプリケーションを開発する開発者に利点をもたらし、新しいハードウェアの潜在能力を最大限に活用できるようにします。

2024.3

  • インテル® Advisor フローグラフ・アナライザーの廃止:
    • インテル® Advisor のフローグラフ・アナライザー機能は、2024.3 リリース以降廃止されます。
    • インテル® Priority Support をご利用のお客様は引き続きサポートを受けることができます。
    • 2024.3 リリース以降はバグやセキュリティーの修正は提供されないことにご注意ください。
  • Linux* での新しい言語サポート:
    • Linux* 向け Python 3.11 サポートの導入
  • 新しいハードウェアのサポート:
    • ARL-S
    • MTL-P

2024.2

  • AMX サポート: SPR でのプロファイルをサポート
  • 計算カーネルの解析: ICX
  • PIN 4.0 をインテル® VTune™ プロファイラーに統合
  • インテル® Advisor の改善:
    • マルチタイル/マルチカード GPU サポート (改善されました)
    • インテル® Advisor HTML の改善
    • すべてのレガシー・セキュリティーのコベリティー問題を修正しました

2024.1

  • 安定性、セキュリティー、パフォーマンスの最適化が強化されました。
  • インテル® Advisor を使用して、インテル® ハードウェアを最大限に活用してください。

2024.0.1

インテル® Advisor 2024.0.1 は、Linux* 上の新しいインテル® GPU をサポートしました。

  • インテル® データセンター Max 1100C GPU: 56 個の Xe core と 48GB の HBM2E メモリーを搭載する 300 ワットの 2 スロットの AIC カード。インテル® Xe Link ブリッジを介して複数のカードを接続できます。 このカードは、中国への輸出に関する米国政府の輸出管理規制の要件を満たすよう特別に設計されています。

2024.0

概要

  • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio、略称 PVC) のマルチタイルおよびマルチカードのプロファイル・サポートが追加されました。
  • 第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー (開発コード名 Sapphire Rapids) ISA のサポート: fp16 および bfloat16 データタイプ、VNNI Int8/int16 のサポートが追加されました。
  • 第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー (開発コード名 Sapphire Rapids) のインテル® AMX 拡張: AMX bfloat16 および AMX int8 データタイプのサポートが追加されました。
  • ディレクトリー・レイアウト変更のサポート。
  • インテル® Advisor は、最新のサードパーティー・コンポーネントを含むように更新されました。これには、最新の機能およびセキュリティー・アップデートが含まれます。最新バージョンが利用可能になったら、新バージョンに更新する必要があります。

既存の問題と制限事項

  • Windows* の SYCL* アプリケーションでは、OpenCL* ランタイムを使用して CPU デバイスにオフロードすると、カーネルループのトリップカウント収集後に「no data (データなし)」となる可能性があります。
    この問題を解決するには、ルーフラインまたはサーベイとトリップカウントの収集実行前に、環境変数 CL_CONFIG_LLDJIT_STABLE_HASH を設定します。

    例:
    > CL_CONFIG_LLDJIT_STABLE_HASH=true advisor --collect roofline -project-dir=<advisor_project_dir> -- <app> <params>
    または:
    > CL_CONFIG_LLDJIT_STABLE_HASH=true advisor --collect survey -project-dir=<advisor_project_dir> -- <app> <params>
    > CL_CONFIG_LLDJIT_STABLE_HASH=true advisor --collect tripcounts -project-dir=<advisor_project_dir> -- <app> <params>

  • CL_CONFIG_LLDJIT_STABLE_HASH を設定すると、次の場合アプリケーションの実行が失敗する可能性があることに注意してください。

    1. アプリケーションは、ソース (JIT) からデバイスプログラムをビルドし、事前ビルドされたプログラム・バイナリー (AOT) からプログラムを再ビルドします。
    2. アプリケーションは、同じプロセス内の 2 つのスレッドが同じデバイスプログラムを同時にビルドするように設計されています。
    3. アプリケーションは、2 つのプロセスが同時に同じデバイスプログラムをビルドするように設計されています。

      例えば、アプリケーションが 2 つのプロセスで同時に起動されたり、同じデバイスコードを持つ 2 つのアプリケーションが同時に起動されたりします。
  • インテル® VTune™ プロファイラー 2024.0 に含まれるモジュールファイルは、コンポーネントのルートパスを誤って “/” と判断します。このファイルは以下に配置されます。
    <install-dir>/advisor/2024.0/etc/modulefiles/advisor/2024.0

    この問題の回避策は次のとおりです。

    1. 修正された tcl ファイルをダウンロードして、既存の 2024.0 ファイルを置き換えるには、ここ (英語) をクリックしてください。
    2. module load を使用して環境変数を設定する代わりに、次を実行します。
      $ source <install-dir>/advisor/latest/advisor-vars.sh
  • インテル® Iris® XE グラフィックス GPU およびインテル® データセンター GPU フレックスシリーズのデバイスでは、インテル® Advisor のトリップカウント収集が期待どおりに実行されない可能性があり、その結果、解析後に GPU ルーフラインが生成されないことがあります。回避策として、以前のグラフィックス・ドライバーとランタイムのリリースを使用することもできますが、これは特定のハードウェア・プラットフォームに依存します。インテル® データセンター GPU マックス・シリーズでのインテル® Advisor の解析は影響を受けません。

  • インテル® Advisor のオフロードのモデル化解析は、既存のユーザーから報告された重大なバグの解決に主に焦点を当てたメンテナンス・モードに移行します。将来のハードウェアには新しい機能は実装されません。
  • インテル® アナライザーの 32 ビットサポートは、2024.2 リリースで廃止されています。
  • ディレクトリー・レイアウトの改善 – 統合ディレクトリー・レイアウトが 2024.0 で実装されました。複数のツールキットのバージョンがインストールされている場合、統合レイアウトにより、開発環境にインストールされているツールキットの各バージョンに対応する正しいコンポーネントのバージョンが含まれるようになります。統合レイアウトの詳細については、インテル® oneAPI ベース・ツールキットのリリースノート (英語) を参照してください。

以前の Advisor リリース

インテル® Advisor 2023 リリースノートと新機能 (英語)

インテル® Advisor 2022 リリースノートと新機能 (英語)

法務上の注意書き

インテルのテクノロジーを使用するには、対応したハードウェア、特定のソフトウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。

絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。

実際の費用と結果は異なる場合があります。

© Intel Corporation. Intel、インテル、Intel ロゴ、その他のインテルの名称やロゴは、Intel Corporation またはその子会社の商標です。
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インテルは、明示されているか否かにかかわらず、いかなる保証もいたしません。ここにいう保証には、商品適格性、特定目的への適合性、および非侵害性の黙示の保証、ならびに履行の過程、取引の過程、または取引での使用から生じるあらゆる保証を含みますが、これらに限定されるわけではありません。

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