異種コンピューティング向けのロイヤリティー・フリーのクロスプラットフォーム抽象化 C++ プログラミング・モデルである SYCL* (「シクル」と読みます) は、並列 API または OpenCL* などの標準化された基本的な概念、移植性、効率性に基づいて構築されており、単一ソース C++ の使い易さと柔軟性の多くが追加されています。
本書は、Khronos Group の許可を得て iSUS (IA Software User Society) が作成した https://www.khronos.org/registry/SYCL/ (英語) で公開されている『SYCL 2020 Specification revision 6』の日本語参考訳です。
本ガイドでは、以下のトピックについて説明します。
- はじめに
- SYCL* アーキテクチャー
- SYCL* プログラミング・インターフェイス
- SYCL* デバイス・コンパイラー
- SYCL* 拡張
- 情報記述子
- 機能セット
- OpenCL* バックエンド仕様
- 前バージョンからの変更点
- 参考資料
- 用語集