インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ
Linux* ターゲットシステム向けに、インテル® Media SDK タスクの時間経過における解析を可能にします。
必要条件:
インテル® HD グラフィックスとインテル® Iris® グラフィックスのハードウェア・イベントを解析するには、インテル® Media Server Studio 2015 R5 以降がインストールされており、インテル® Media Server Studio 入門ガイド (英語) に示される方法でカーネルドライバーがビルドされていることを確認してください。
リモート収集には、ターゲットの Linux* システムを設定します。
インテル® Media SDK プログラムの解析を設定するには、次の操作を行います。
[Attach to Process (プロセスにアタッチ)] と [Profile System (システムをプロファイル)] ターゲット解析タイプ向けに MFX トレースを有効にします。
root 権限でインテル® VTune™ Amplifier を起動し、インテル® Media SDK ターゲット解析の設定を行います。
[Launch Application (アプリケーションを起動)] モードでは、標準のプロジェクト設定と解析ターゲット設定に続いて、ターゲットのアプリケーションまたはスクリプトを指定します。インテル® VTune™ Amplifier は、収集を開始するとインテル® Media SDK 向けに自動的に .mfx_file 設定ファイルを作成します。
[Attach To Process] と [Profile System] モードでは、インテル® Media SDK プログラムの解析が完了しない場合、.mfx_file は作成されません。次の手順で MFX トレースモードを有効にできます。
システムを設定して ITT トレースを結果に含めます。
export INTEL_LIBITTNOTIFY64=/opt/intel/vtune_amplifier_xe/lib64/runtime/libittnotify_collector.so
export INTEL_LIBITTNOTIFY32= /opt/intel/vtune_amplifier_xe/lib32/runtime/libittnotify_collector.so
解析を始める前に、.mfx_file ファイルを生成します。
echo "Output=0x30" > $HOME/.mfx_trace
chmod +r $HOME/.mfx_trace
何らかの理由でこのファイルの設定がインテル® VTune™ Amplifier プロジェクトで指定される設定と異なる場合、.mfx_file ファイル設定が優先され、インテル® VTune™ Amplifier プロジェクト設定が上書きされます。
インテル® VTune™ Amplifier ツールバーの [New Analysis (新規解析)] ボタン をクリックします。
[Choose Analysis Type (解析タイプの選択)] ウィンドウで、インテル® Media SDK プログラムをプロファイルする解析タイプを選択します。次に例を示します: GPU ホットスポット解析またはカスタム解析。
右にある [configuration (設定)] ペインで、[Trace OpenCL and Intel Media SDK programs (OpenCL* とインテル(R) Media SDK プログラムをトレース)] オプションが選択されていることを確認します。
オプション: カスタム解析では、[Analyze GPU usage (GPU 使用率を解析)] オプションを選択します。
GPU ホットスポット解析では、このオプションはデフォルトで有効になります。
解析を実行するには、[Start (開始)] をクリックします。
データ収集が完了すると、インテル® VTune™ Amplifier はデフォルトで [GPU Hotspots viewpoint (GPU ホットスポット・ビューポイント)] に結果を表示します。[Platform (プラットフォーム)] ウィンドウからインテル® Media SDK タスクの実行中の CPU ワークロード解析を開始します。