インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

インテル® Media SDK プログラムの解析

Linux* ターゲットシステム向けに、インテル® Media SDK タスクの時間経過における解析を可能にします。

必要条件:

インテル® Media SDK プログラムの解析を設定するには、次の操作を行います。

  1. 解析のためのターゲット設定。

    • [Attach to Process (プロセスにアタッチ)][Profile System (システムをプロファイル)] ターゲット解析タイプ向けに MFX トレースを有効にします

  2. インテル® Media SDK プログラムのトレースを有効にして解析を実行します。

ターゲットの設定

root 権限でインテル® VTune™ Amplifier を起動し、インテル® Media SDK ターゲット解析の設定を行います。

[Launch Application (アプリケーションを起動)] モードでは、標準のプロジェクト設定解析ターゲット設定に続いて、ターゲットのアプリケーションまたはスクリプトを指定します。インテル® VTune™ Amplifier は、収集を開始するとインテル® Media SDK 向けに自動的に .mfx_file 設定ファイルを作成します。

[Attach To Process][Profile System] モードでは、インテル® Media SDK プログラムの解析が完了しない場合、.mfx_file は作成されません。次の手順で MFX トレースモードを有効にできます。

  1. システムを設定して ITT トレースを結果に含めます。

    export INTEL_LIBITTNOTIFY64=/opt/intel/vtune_amplifier_xe/lib64/runtime/libittnotify_collector.so
    export INTEL_LIBITTNOTIFY32= /opt/intel/vtune_amplifier_xe/lib32/runtime/libittnotify_collector.so
  2. 解析を始める前に、.mfx_file ファイルを生成します。

    echo "Output=0x30" > $HOME/.mfx_trace
    chmod +r $HOME/.mfx_trace
    

何らかの理由でこのファイルの設定がインテル® VTune™ Amplifier プロジェクトで指定される設定と異なる場合、.mfx_file ファイル設定が優先され、インテル® VTune™ Amplifier プロジェクト設定が上書きされます。

解析の実行

  1. インテル® VTune™ Amplifier ツールバーの [New Analysis (新規解析)] ボタン をクリックします。

  2. [Choose Analysis Type (解析タイプの選択)] ウィンドウで、インテル® Media SDK プログラムをプロファイルする解析タイプを選択します。次に例を示します: GPU ホットスポット解析またはカスタム解析

  3. 右にある [configuration (設定)] ペインで、[Trace OpenCL and Intel Media SDK programs (OpenCL* とインテル(R) Media SDK プログラムをトレース)] オプションが選択されていることを確認します。

  4. オプション: カスタム解析では、[Analyze GPU usage (GPU 使用率を解析)] オプションを選択します。

    GPU ホットスポット解析では、このオプションはデフォルトで有効になります。

  5. 解析を実行するには、[Start (開始)] をクリックします。

データ収集が完了すると、インテル® VTune™ Amplifier はデフォルトで [GPU Hotspots viewpoint (GPU ホットスポット・ビューポイント)] に結果を表示します。[Platform (プラットフォーム)] ウィンドウからインテル® Media SDK タスクの実行中の CPU ワークロード解析を開始します。

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