インテル® VTune™ Amplifier 2018 ヘルプ

基本的な使い方と設定

アプリケーションに基本的なインストルメンテーションを追加し、インストルメントとトレース・テクノロジー (ITT) API を使用するように環境とビルドシステムを設定して、パフォーマンス・データの収集を制御します。

静的 ITT API ライブラリーとリンクされたユーザー・アプリケーション/モジュールは、動的ライブラリー上でランタイムの依存関係はありません。そのため、インテル® VTune™ Amplifier やその他のインテル® Parallel Studio XE ツールを使用することなく実行できます。

ITT API を使用するには、ビルドシステムの構成で示されるステップに従って C/C++ または Fortran アプリケーションをセットアップします。

Unicode* のサポート

__itt_char 型のパラメーターを持つすべての API 関数は、Windows* Unicode* 規則に従います。Windows* 上でコンパイルする場合、Unicode* が 定義されていれば __itt_charwchar_t となり、そうでない場合は char となります。ASCII API 向けの実関数名のサフィックスは A、Unicode* API 向けの実関数名のサフィックスは W です。両方の型の関数が API を実装する DLL で定義されています。

Unicode* と ASCII API バージョンの両方で、すべて ASCII キャラクターの文字列は内部的に同等です。例えば、以下の文字列は等価です。

__itt_sync_createA( addr, "OpenMP Scheduler", "Critical Section", 0); 
__itt_sync_createW( addr, L"OpenMP Scheduler", L"Critical Section", 0); 

関連項目