この記事は、インテル® デベロッパー・ゾーンに掲載されている「New book: Multithreading for Visual Effects」(https://software.intel.com/en-us/VFX) の日本語参考訳です。
James Reinders
2014 年 8 月 4 日
本書には、ドリームワークス・アニメーション社、ピクサー社、サイドエフェクツ社、AMD社のエンジニアとインテルのエンジニアが、2013 年の Siggraph 向けに作成した「ビジュアル・エフェクトにおけるマルチスレッド化」のコースに基づいて共著されました。本書の内容は、コース資料を大幅に追記および更新しており、OpenSubdiv の作者であるピクサー社の Manuel Kraemer 氏による新たな章が追加されています。Ron Henderson は、FLUX ガス・エミュレーション・システム(本書の第 5 章に掲載)の開発により、2014年 2 月に Technical Achievement Award を受賞しました。
本書は 2014 年 8 月に出版されました。本書は、CRC Press や Amazon で入手できます。Kindle、Google Play また Nook 向けの e-book も間もなく入手できます。
私自身は Siggraph 2014 に参加できませんが、何人かの共著者は参加しています。2014 年 8 月 11 日には、”Siggraph 2014 Birds of a Feather session” の討論会があります。また、本書は Siggraph 2014 Taylor & Francis ブース(ブース 1213)のショーフロアでも入手できます。
各章と著者
マルチスレッド化の導入と概要 Houdini:既存のソフトウェアをマルチスレッド化 プレスト実行システム:マルチスレッド化の設計 LibEE:Character Rigs の並列評価 流体:CPU でのシミュレーション 弾道物理学:OpenCL によるシミュレーション OpenSubdiv:GPU による計算と描画の相互作用 |
日本語版への翻訳も検討されています。翻訳版については、詳細が決まり次第お知らせします。
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